鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

デジタル通貨 新興国で俄かに人気 ~南アフリカ~

ビットコインに代表されるデジタル通貨が新興国で俄かに人気があるらしい。
理由は自国通貨が信用できないから。


南アフリカの通貨はランド。昔は金の一大産出国であったことからランドは強い通貨(いわゆるハードカレンシー)として人気があったが、最近は新興国通貨として扱われ、為替変動幅が大きく、長期的には通貨安が続いている。


すると、南アフリカの資産家はどう考えるだろうか?
日本よりは金利は高いといっても、ランドを保有し続けると通貨安となり、将来インフレが起こると通貨価値は目減りするリスクが高い(アルゼンチンのように、通貨安とインフレで、アルゼンチンペソの価値が激減しているところもある)。


ドルに変更しようとしても、交換レートやいざ海外に持つ出す場合は多くの制限がかけられドルで保有するにもリスクはある。金という選択肢もあるが、同じく海外などに移動させる場合は規制や持ち運ぶには安全性に弱点がある。そこで、最近選択肢として人気を呈しているのがデジタル通貨である。
ネット環境さえあれば、グローバルで使えるということで、場所のデメリットがない。世界共通。新興国の資産家としてはメリットがある


日本にいると、安全通貨の日本円とともに暮らしているため、リスクの高いビットコインは投機対象とみている人も多いが、新興国に暮らす人は自国の新興国通貨と比べるとビットコインはリスクヘッジの資産としては価値がありそう。デジタル通貨は新興国を中心に今後支持されていく可能性がある。


個人的には、リスクが高いため、資産形成の手段としてはプライオリティーは低いと考えているが(まあせいぜい、資産額の1%~5%程度をビットコインとして、将来大化けすると持っててよかった、、、将来資産価値がなくなっても1%程度でよかった、、、というくらいの気持ちがいいかも)。。。

ここ1年の値動きは、最低が3月にコロナショックで5,000ドルを割り込んだが、その後8月には12,000ドル強まで値上がりしている。世界金余り現象の余波でビットコインにも資金が流れているのでしょう。直近は10,800ドルくらい。