国連の見解で、「 南アフリカの経済はコロナウイルスの影響から回復するには少なくとも5年はかかる」と述べている。

国連の社会経済影響評価調査で、今年のGDPはパンデミックの影響で南アフリカのGDPは7.9％減少し、回復には2024までかかると発表している。

（Source; eNCA)

そして、貧困レベルは2020年に66％へ上昇する可能性があり、上流～中流階級の34％の世帯の多くが貧困に落ちる可能性のある「脆弱層」に分類される可能性もあるとしている。

アフリカ大陸では断トツに産業化が進んでいる南アフリカ。
しかし、何も対策をしないとじり貧が続きそう。
南アフリカ経済はすでに地下資源依存の体質からは脱出しているが、付加価値の高いビジネスをもっと創出していく必要があるだろう。

国民性は元来呑気で危機感も乏しい。裏を返せば成長のポテンシャルはあると思うのだが。

（その点日本は資源がないため、農業も工業も作らないと生きていけない、という危機感から国も個々人も成り立っている。また、幼年期に二宮尊徳の勤労の心得を道徳として教え込まれている日本人の価値観は、出来れば働かないで暮らしていきたいという南アの富裕層とは観念に相違がある。危機に面した時の日本人は強いメンタルを持っていると海外にいると感じる事がよくある）