紙媒体(出版物)の必要性? ~南アフリカ~
ヨハネスブルグに来て1年以上が経過しましたが、部屋を見渡してみると、雑誌を含めて出版物が殆どない。目の前にあるPCやスマホがあれば、情報はいつでも瞬時に手に入る。
ただでさえ殺風景な部屋ですが、明日にでも引っ越しするのですか?というほど無機質な部屋になっています。辞書もないし、電子辞書もスマホが肩代わりしてくれるので不要だし。
もちろん、雑誌類は一切ない。寝室に経済本がちょこっと並んでいるくらい。
【Image Picture】
15年ほど前、違う国に住んでいた時は、日本から毎月「文芸春秋」を取り寄せ、1週間に1度まとめて届く新聞を楽しみにし、週末ともなれば、まとめ読みをするために部屋にはあちこちに出版物が散らかっていました。出版物に囲まれて生活していた感じでした。
私のような昭和世代は、紙媒体とともに育ち、紙媒体があれば安心します。
安心材料は何かなと思い返すと、新聞のように全体のニュースが見渡せたり、情報を探すときは出版物を前にすると見つけやすいし、ついでに他の情報も目に入り、情報が出版物とともに目の前に転がっていることで安心していました。
そして、紙を手に触わったり、ページをめくることで、頭が活性化されて文字がどんどん頭に吸収されるような感じがしてました(うーん、これは昭和的か?)。
しかし時が経つにつれ、今は殆どがネット経由で充分に事が足りると思うようになってきました。
さらに、最近の雑誌などの紙媒体をみていると、一昔にくらべ紙の質が随分落ちたような感じがします。コスト削減の一環と思うが、こうなると、私のような出版物に思いのある昭和おじさんでも、紙媒体への懐古が薄れていくように思う。
紙媒体の衰退はやむ無しかな。。。。
(出所;出版科学研究所)
20年以上にわたり、書籍、雑誌(月刊、週刊)の販売減少は歯止めがかかってないですね。
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