南アフリカは「核兵器廃絶」国のお手本
新たに核兵器を作る国はありますが、自らの意志で核兵器を廃棄したのは世界広しといえでも、南アフリカくらいでしょうか。
(旧ソ連国のウクライナやカザフスタンも非核国となりましたが、国境が変わった事による意味合いが強いと思います。昔からの独立国でいうと南アフリカだけが、意図をもって核を廃棄した唯一の国かな)
【Source;News-Week】
ロシアのウクライナ侵攻で、侵略がなかなか思い通りに行かない事で、ロシアは核兵器の使用をちらつかせていますが、これは末期的な症状にしかみえません。
南アフリカが自ら核兵器を廃絶したのとは雲泥の差があります。
1980年代後半、南アフリカはアパルトヘイト政策で世界から批判を浴び孤立化していました。世界各国と共存を図るという意図も働き、アパルトヘイトのみならず、核兵器も1991年に廃絶しています。
【Wikipediaより】
南アフリカは1980年代には6発の核兵器を保有し、7発目の開発途中にもかかわらず1991年に核兵器の全廃を行いました。
核を破棄したからといって、南アフリカが戦禍に巻き込まれたり、侵入されたりという事は起こっていません。
地理的な要因があるのかもしれませんが、核廃絶への一つの参考例になると思います。
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