南アフリカの信用調査会社エクスペリアンは、パンデミックと経済低迷が南アフリカの富裕層に与えた影響を示す新しいデータを発表し、富裕層のデフォルトリスク（破産リスク）が高まっている、という警鐘を鳴らしています。

【Source;BusinessTech】

ロックダウンにより、当初は貧しい南アフリカ人に影響を与えましたが、長引くロックダウンで、消費者デフォルト指数（CDI）は、多くの南アフリカの富裕層が財政難から免れる事ができない、と示しいます。

エクスペリアンは消費者デフォルト指数（CDI）を、住宅ローン、車両ローン、個人ローン、クレジットカード、リテールローンの要素からデフォルトのリスクを調査しているようです。

コロナで、ビジネス形態が大きく変わり、新規にビジネスを立ち上げ成功した人は、富をさらに蓄積していると思うが、旧態依然のビジネスに拘りビジネスがシュリンクしている一方、生活の質は高いままだと負債が急増し、破産するリスクが高まるという悪循環に陥っている富裕層が多くなっているようです。
具体的には、南アフリカでは、コロナ前まで富裕層だったが、富裕層から脱落し、生活の質を維持している旧富裕層がデフォルト危機に直面している、という事でしょう。
これは南アフリカのみならず、世界的な現象と思う。

贅沢な暮らしを一度経験すると、収入の有無にかかわらず、生活の質は落とせなくなるのかな？