鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

WTO事務局長選 EUはナイジェリア出身候補を支持

日本でも少し話題になっているが、世界貿易機関(WTO)の事務局長選が佳境に入っていてる。 現在2人の女性が最終候補に残っていてナイジェリア出身のオコンジョ・イワラ氏と韓国出身のユ・ミョンヒ氏。女性が事務局長に選ばれることは決定で、WTOでは初めての女性事務局長となる。


韓国が日本の輸出対応に不満を持ち、WTOに訴えていることから、日本は韓国出身者に対し不支持を表明し、オコンジョ・イワラ氏を支持することを表明している。
日本に続き、EUもオコンジョ・イワラ氏を支持する事で調整している模様。


(Source;eNCA)


事務局長は選挙ではなく、コンセンサスで選ぶらしい。
多数決ではなく、基本全員の同意という事。
27か国からなるEUは、当初17か国がオコンジョ・イワラ氏を支持、10ヵ国がユ・ミョンヒ氏の支持を表明。コンセンサスのプロセスに従い、徐々にオコンジョ・イワラ氏への支持が増え、現在2か国だけが態度を保留している模様。EUは恐らくオコンジョ・イワラ氏でコンセンサスが固まると思う。


アフリカ諸国はナイジェリア出身候補をサポートするだろう。


誰が事務局長になろうと、国際通商のルールや運用に大きな影響は無いと思うが、最近は米国がWTOに不信を表明したりと、自由貿易を柱とするWTOの信頼が揺らいでるだけに、新しい事務局長には強いリーダーシップを発揮してもらいたい。