濃厚接触者の隔離は不要となりました。これが世界の指標となるか⁉ ~南アフリカ~
オミクロンの登場を発表してから一か月余り、なんと南アフリカでは、無症状であれば濃厚接触者でも、自主隔離は不要となりました(マスクを装着しソーシャルディスタンスを守りながら自由に外出OK)。
隔離が必要な人は、陽性者で‘‘症状のある人‘‘のみ。
無症状であれば、濃厚接触者のみならず、陽性者も自主隔離が不要となりました。
南アフリカは封じ込め策ではなく、緩和策へと大きく舵をとる事となりました。
【Source;ロイター)
考えられる理由としては、
オミクロンの流行から一か月くらいですが、感染ピークに達していること
死亡率や重症率がデルタに比べて極めて低いこと
病院を圧迫してないこと
そして、感染力が強いので、今まで同様の自主隔離では意味が成さないこと、
などが考えられると思います。
それにしても思い切りのよい判断です。
以下は主観的にとらえた背景です;
オミクロンは、そもそも感染力が強いので、もし自主隔離を継続するとなると感染力が強くなった分、さらに極めて頑丈な隔離策が必要。例えば、感染力が2倍とすると、自主隔離の定義を変えて規制内容を2倍に強化するか、もしくは自主隔離の範囲を2倍に拡大するなどの必要があるかもしれない。そんなことをすると、世の中が閉塞し、耐えられないと混乱し低迷しかねない。または、そもそもそこまでの隔離対策を実行する事が能力的に不可能。。。
もし、オミクロンがデルタ並、それ以上の脅威があるなら、感染力が強くなってももちろん徹底する必要がある。
しかし、この1か月の経過をみていると、感染者数の増加ばかりが騒がれているが、冷静に病院視点からみると、重症者やICU占有率はさほど高くなく、死亡者数も多くない、という事で、感染力の強さに付き合う必要がないと判断したのかもしれない。
しかし、もちろん最低限の感染対策、ワクチン奨励、マスクの着用義務、手洗いの実行、ソーシャルディスタンスの維持、、、これは遂行すべきと、南アフリカ政府は念押ししています。
以上が南アの状況ですが、濃厚接触者の受験生の取り扱いで右往左往している日本では受け入れ難い政策と思う。しかし、現実を考えると南アの政策は実路線に沿っているように映ります。
日本は水漏れ部分にシールをパチパチと張り付けてなんとか凌いでいるが、水道管が破裂する前に、ちゃんと指針を出さないと。。。
まともにオミクロンとの隔離を核に考えると、日本総隔離になりかねない!
何をやるかそろそろ打ち出さないと我慢と心配の両方が益々増大しそう。。。
もう、様子見という説明はやめると思うが。。。
頑張れニッポン!
果たして南アフリカのこの舵取りの結果はどうなるか?
ポストコロナを睨んだ、南ア式世界標準になれば良いと願うばかりです。
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