クリケットというスポーツ ~南アフリカ~
南アフリカで盛んなスポーツといえは、ラグビー、サッカー、ゴルフ、そしてクリケット。
何れも英国を起源としたスポーツ。
ラグビーは昨年のワールドカップで優勝、ゴルフもゲーリー・プレーヤーやアーニー・エルスなど、世界的なプレーヤーを輩出している。
そして南アフリカで盛んなスポーツとして欠かせないのがクリケット。
南アフリカのクリケットチームは世界の強豪国でもある。
日本ではなじみのないスポーツですが、野球の元となったスポーツで、世界の競技人口としてはバスケットボール、サッカーに続き3番目と、野球よりもはるかに多い。
(イメージ写真)
ボールを投げる人(ボーラー)、ボールを打つ人(バッツマン)、ボールを捕球する人(キーパー)と、プレーヤーやプレースタイルは野球となんとなく共通する。発祥としてはクリケットの方が古く、野球の起源となっている。
見ていると、野球に比べ地味な感じはするが、プレーには多くの戦略が必要で奥が深く、見るものを大いに楽しませてくれるスポーツでもある。
野球は1試合最大27アウトまでオーケーだが、クリケットは最大10アウトまでで、バッツマンはアウトになるまで打ち続ける事が出来るが、一度アウトになるとそれでお終い。
従い、一つのアウトの重みは野球よりも大きい。
アウトを取る方法はいくつかあるが、主なアウトはフライアウト(野球と同じで打ったボールをノーバウンドでキャッチするとフライアウト)、そしてウィケット(キーパーの前に設置している3本柱)にボールを当ててアウトにする方法。
従い、ボーラーはウィケットにボールを当てるように投げ、バッツマンは当たらせまいと、一度アウトになるとそれでお終いとなるので、必死になりボールをカットする事が多い。
野球を見慣れていると、バッター(バッツマン)が意図的にファウルしているようにみえるが、これも立派な戦略。
主な得点源は、ゴロを打ちワンベース進めば1点(1ラン)、ゴロボールがフィールドのエッジまで転がっていけば4点(4ラン)、そしてボールが野球でいうホームランのようにノーバウンドでフィールドの外まで飛んでいけば6点(6ラン)。
基本、バッターはアウトにならないようにボールをカットし続けるが、チャンスとあれば、4ラン、6ランを狙ったバッティングをする。
大体、1試合で各チーム200~300ラン(点)くらい取り合う。
世界大会も頻繁に行われている。
強豪国は、イングランド、オーストラリア、インド、パキスタン、スリランカ、ニュージーランド、ウェストインド(ジャマイカなどカリブの旧英国領)、そして南アフリカ。
(インドでは圧倒的に一番人気のあるスポーツ)
ルールが分かると見ていても楽しい。
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