ツベルクリンはコロナの救世主か(2)~南アフリカ~
結核予防のBCG接種のCOVID-19 に対する効果について、南アフリカでも大きく取沙汰されている。
現地のニュースによると、南アフリカの医療従事者に対して、BCG接種を行い、その経過をみて対コロナの効果を調査するというもの。
500人を2つにわけ、250名にBCGワクチンを接種。経過をみるもの。
科学的根拠はまだないものの、明確なワクチンがまだ開発されてないため、つなぎとして効果があるのかどうか、調査結果が大変気になる。
(Source:eNCA)
BCGは結核予防に効果はあるが、南アフリカの傾向としてツベルクリンで免疫のある子供たちは、喘息など呼吸器疾患に苦しむ傾向が少ない、との報告もあるらしい。
日本では3月末頃に話題になったようだが、日本ワクチン学会によると、有効性を確認する臨床研究がおこなわれていることは、認識しているが、COVID-19への有効性については、今の段階において肯定はしてないが、否定もしてない。
ただ、冷静に考えないといけないのは、今のワクチンは本来の目的で結核予防として接種すべき乳児分の分量をきっちりと確保しておく必要がある、という事だろう。
対コロナとしての有効性が明確となり、ワクチンの安定供給ができるなら、思わぬ副産物ということになる。早く結果を知りたい。
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