コロナ対応に当たっていた800人の医師と看護士が失業の危機 ~南アフリカ~
先日南アのトップニュースにヨハネスブルグ近郊の病院に、コロナ患者を支援するために契約していた800人以上の医師と看護士が3月末に失業するリスクに直面している、という記事がありました。
彼らは、ヨハネスブルグやプレトリアの大都市を含むハウテン州の保険局とコロナ対策として契約していましたが、資金が続かないため打ち切りにする、という事です。
世界中で医師や看護士が不足している中、少し信じられないような光景です。
南アは、日本の様な「国民皆保険制度」ではなく、健康保険は個々人の選択として民間会社が請け負っています。概ね15%が加入し、保険加入者は民間病院で手厚い医療を受ける事ができます。
残りの85%は保険未加入者で、主に公的病院で治療を受けることになります。
南アフリカには医療格差が公然として存在しています。
優秀な医師や看護士、そして優れた医療機器は民間病院に集中しています。
こういうところにも南アフリカにおける格差を感じます。
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