鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

ツベルクリンは対コロナの救世主か ~南アフリカ~

BCG接種
幼年時代、ツベルクリン反応を調べ、陰性であればBCG接種を行った記憶がある。いわゆるハンコ注射っていうもので、上腕部に9つの点々模様の跡が残る予防接種日本の接種率は98%といわれている。


BCG接種国と非接種国の比較
BCG接種は結核対策のワクチンで、日本の他多くのアジア諸国は接種対象国。
北米ではアメリカとカナダは対象外だが、メキシコは対象国。
ヨーロッパは殆どの国が対象外だが、ポルトガル、ノルウェーや旧東ヨーロッパ諸国などが対象国となっている。
BCG接種国と非接種国を比べてみると、見事にコロナの感謝比率の高い国とそうでない国とに色分けができる
この因果関係を科学的根拠で調べようと、欧州はいま躍起になっている模様。
オーストラリアやオランダは国をあげて、BCGのコロナ効果を調べているらしい。
ドイツでは、統一まで接種対応国だった旧東ドイツ出身の市民はコロナの感染率が従来から非接種の旧西ドイツ市民よりもかなり低いという統計もあるみたい。
スペイン、ポルトガルという隣国同士でも、接種国のポルトガルの感染率は、非接種国のスペインと比べ、劇的に低いらしい。


(Source: Sundag Times   


南アフリカはBCG接種国
南アフリカは、1973年以降BCG接種を推奨し、約80%の方が接種済らしい。
科学的根拠はないが、南アフリカの場合は、BCG接種率の高さが、間接的にコロナ対策に繋がれば、それに越したことはない。


東京とニューヨークの違い
東京とニューヨークは、都市の規模はほぼ同じで、市民の行動パターンもよく似ていると思う。しかも、ニューヨークは厳しいロックダウンで、東京は緩い非常事態宣言。しかし、感染者数では、ニューヨークは東京の100倍近い。死者数でいうと100倍以上。
もしかしたら、BCG接種率の違いと因果関係があるかもしれない


BCGはコロナ対策の救世主なのか、研究者の結果を早くしりたい。

コロナ対策 さて病床数は? ~南アフリカ~

コロナ対策として南アフリカの病床数について調べてみた。
日本大使館情報およびメディア情報をもとに推測したものです。


南アフリカベッド数;119,416台
 70%:公立病院ベッド数;83,591台(推定値)
 30%:私立病院ベッド数;35,825台(推定値)


南アフリカ医療保険加入率;16%
医療保険加入者16%の方が私立病院、未加入の84%が公立病院の対象と推測し、5670万人の南アフリカの10万人あたりのベッド数は次の通り推定できる。
 保険加入者:35,825台÷(5670万人x16%÷10万人当たり)=395台/10万人
 保険未加入者:83,591台÷(5670万人x84%÷10万人当たり)=176台/ 10万人
 (南ア全体単純平均;119,416台÷5670万人÷10万人当たり)=210台/10万人)
(日本は10万人当たり約1300台で、これは世界的にみてもかなり多いベッド数の模様。ドイツ:約830台、英国:280台、アメリカ:290台、スウェーデン:260台)
南アフリカの保険加入者にとってのベッド数は先進国並みと思われる。
                                                                                                         

                               (Photo Source; BBC)
では、ICU数はどうだろうか?


南アフリカ ICU数;4,909台
 25%公立病院として推定;公立ICU数;1,227ベッド(推定値)
 75%私立病院として推定;私立ICU数;3,682ベッド(推定値)
同様に、16%の保険加入者が私立病院の対象として10万人あたりのICU数を推測;
 保険加入者:3682ベッド÷(5670万人x16%÷10万人当たり)=40.5ベッド
 保険未加入者:1227ベッド÷(5670万人x84%÷10万人当たり)=2.6ベッド
(単純平均;4909台÷5670万人÷10万人当たり)=8.7ベッド)
(日本は10万人当たりのICU数;7.3ベッド)
ICUに関しては、特に南アフリカの私立病院は充実していると考えられる。逆に保険加入者と非加入者の差異が大きいともいえる。


いずれにしても医療崩壊を避けるべく、コロナの感染拡大予防に個々人が取り組まなくてはいけない。


(南アフリカ最大の私立病院グループ:Mediclinic ヨハネスブルグでもよくみかける)

田嶋幸三 JFA会長 なかなかクール

先日見逃し配信で深層NEWSをみていたら、JFAの田嶋会長がコロナの感染体験についてビデオインタビューに応じていた。2つの点で関心、なかなかクールだった。

(Source:BS日テレ深層jNews)


著名人で公表したのは田嶋会長がトップ
3月17日に陽性反応が出てすぐに公表に踏み切った模様。それまで公表に至った著名人がいなかったため、田嶋会長がマスコミに名前が出ている陽性反応者の第一号となった。その頃はコロナは発病しないと人には移らないといわれていたらしいが、田嶋会長は公表に至った経緯として、発病に至る経緯を公表することで、その間に接した事のある人にわかってもらう社会的責任があるからと、即刻公表に踏み切ったらしい。なかなかの決断力である。


ボランティアで恩返しがしたい
さほど重篤にならずに退院でき、今も自宅には戻らずホテルで寝泊まりしている模様。
最近の検査で IgGというコロナに対する抗体ができている事がわかったらしい。いつまで効力があるかはわからないが、今はコロナへの耐性があるので、非感染者のリスクを減らすため、感染リスクの高いところで必要とされることがあればボランティアとして貢献したい、というコメントあり。なかなかクールである。

コロナは人と一緒にやってくる ~南アフリカ~

先日のラマポーザ大統領の演説のくだりで「コロナは人と一緒に旅をする」という表現で、人の移動を封じ込める理由を説明していたが、まさしくコロナは人と一体物、人が移動しなければ、コロナも移動できない


外出規制をしていてもどうしても必要なのが食料品。コロナが店にやってくる機会を減らすには、複数人でいかず、あらかじめ購入するものを決めておき店内にいる時間を極力短くし、ネット情報を利用し混雑時の訪問をさけて混み具合の平準化を図るなどの措置が必要だろう。お店の入り口に「コロナは人と一緒にやってくる」という立て看板を置き、啓蒙するのはどうだろう?


(南アフリカのスーパーはカートが大きく、以前は小回りが利かず邪魔だなと思っていたが、今はその邪魔物がソーシャルディスタンスを作りだしているようにも思う。カートがあると、距離は縮まらない。)
                            (Source; Pitzer College)

ソーシャルディスタンスを守ることで、感染ピークをずらすことが出来る。

コロナ対策 南アフリカのマスク

5月1日よりロックダウン規制が少し緩和されるが、外出の際のマスク着用が義務付けされそう。世界どこもマスク不足が叫ばれているが、当地では布製マスクでOK。
大統領、保健大臣もマスク姿でマスコミに出始めているが、なかなか洒落たマスクをしている。ネット検索していても、カラフルなマスクが多くある。
多くが布製マスクなので、服飾の延長上で商品化できそう。


日本もどうせ布製マスクを配布するなら、デザインに選択肢を設定し、好みの布製マスクをもらったほうが嬉しいような気がするが。。。


                                                                           (Source; Sparrow Society HP)


                                                               (Source; Ballo.co.za HP)


                                          (Source; southersoul.co.za HP)



Dlamini-Zuma大臣

              (Source; eNCA)