鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

チャーター機 無事日本到着 ~南アフリカ~

チャーター機日本到着
日本商工会および日本人会が中心となってアレンジしたチャーター機が4月24日南アフリカを出発し、4月25日夕刻無事成田に到着。
搭乗者数は156名の模様です。
南アフリカはPCR検査対象国ではないため、今回はメディカルチェックの用紙を記入し提出することで皆さま入国できたようです。



                                                                          (Source; Airways Magazine)

エチオピア航空


当初南アフリカ航空のA-340 (定員317名)を予定
していたが、同航空会社が倒産の危機に直面しているため、急遽エチオピア航空に変更。
機体は日本でもおなじみのB-787型機。定員の詳細情報はないが、同型機のキャパは概ね240~250名くらいと思う。


A-350 より若干小回りだが、搭乗者数156名で運航するには十分。また、ソーシャルディスタンスが叫ばれている中、満席での長旅は精神的にも苦痛だと思うので、席に若干の余裕があるくらいで丁度良かったと思う。


出発までの経緯
日本商工会と日本人会が中心となり、チャーター機のアレンジについて在南アフリカ日本人約600名に対しアンケートを実施。
どうしても帰りたい人+運賃次第で搭乗したい人:111名、
状況次第:424名、
希望せず:57名、という結果。


第一締め切りの応募は104名。運賃はフライトコストを搭乗者数で均等割りとなるため、この時点では一人当たり、ヨハネスブルグ~5210米ドル、ケープタウン~5875米ドルとして運賃を設定。
第二募集で147名に増加(定員の約半数)
最終締め切り人数は公表されてないが、最終的な搭乗者は156名となった模様(従い、一人当たりのコストは大きく下がっています)。


出発当日はバスをアレンジし、空港まで移動。ロックダウン中の移動ということで、空港までは精神的にもかなり遠かったと思う。また、普段とは違う出国検査も受け戸惑いの多い中での移動になったと思う。


日本での安全を祈ります。

コロナは人と一緒に旅をする ~南アフリカ~

4月23日のラマポーザー大統領の演説を聞いていて、なるほど面白い表現をするな~と思ったのは、人の移動は極力制限しないといけない、なぜなら「コロナは人と一緒に旅をするからです」という発言でした。これは的を得ていると思う。


現在は生活必需品以外は外出禁止のハード・ロックダウン中、5月1日からは若干規制を緩めるも無用な外出は引き続き禁止、国内外の航空便は当分禁止が続く、、、、その理由は「コロナは人と一緒に旅をするから、人と一緒に移動するから」と言われると、なるほどと思わず納得してしまう。

(Source;eNCA)
(大統領が演説終了前、マスクの装着に時間を有し戸惑ったことで、ちょっと皮肉られた記事もあるが、ご愛好ということで。。。)


日本も知事や市長が、不要不急の外出はやめよう、都心から観光地に来てくれるな、、、と頭ごなしに命令口調でいうよりも、「コロナは人と共に旅をします。人が移動しないとコロナも一緒についてきません。だから、観光地へ行くのを慎みましょう」というような表現を行政のトップが使うと、もっとリアル感が伝わるとおもうけど。。。

コロナ対策 給付金の支払い方 ~南アフリカ~

給付金の対象者は誰?いつ支払われるの?
南アフリカ政府は失業者などを対象に月350ランド(@7円換算で2450円)の給付金の支給を発表したが、具体的な対象者およびその支払い方法についての明確な案内がなく、すでに混乱が発生(日本の給付金の発表当時と状況がよく似ている)。
5月上旬に支払うことを約束しているが、治安維持のためにも、経済的弱者に対し早く明確にし、支払いを実行してほしい。

 (Source;eNCA)


ロックダウン緩和(5月1日~)
ラマポーザー大統領はロックダウンによる規制レベルを1~5に区分。
現在は、一番厳しいロックダウン Level5の状況で4月30日まで継続。
5月1日~はLevel4として規制を若干緩める
まだまだ規制は厳しいが、経済再開に向けて一つの道筋がみえた感じ。
生活上の規制も若干緩和されるが、あくまで食料品の購入等を中心とした緩和で、余暇の再開にはまだかなり先になりそう。
南アフリカらしい生活を楽しめるのは、もう少し先か。。。


                     (Source;eNCA)

コロナ感染拡大 初期段階の抑え込み成功 ~南アフリカ~

南アフリカ最大メディアのeNCAによると、ハード・ロックダウンが功を奏し現段階では、コロナ感染の拡大の抑え込みには成功している、との報道。
先の1週間の一日平均の感染者数は137名。


昨日現在の感染者数累計は3,635名、回復者:1,055名、死者:65名、テスト数:133,774名、となっている。スクリーニングはすでに数百万に対し行い、そのうち、13万人以上に対してテストを行うなど、早期発見と隔離対策にも力を入れている


死者数が少ないのは、平均年齢が若いからという声ももあるが、これはまだ明確な回答ではないとの事。


初期段階でハード・ロックダウンに踏み切ったのは成功と思う。しかし、散歩も禁止しているこの厳しい規制を5月1日以降どこまで緩めるか、政府の手腕が問われている。
すでに、ロックダウンに入り28日目、緩和シナリオはできていると思うが。。。
                                                                                                    (Source;eNCA)


コロナワクチン開発 あってはならないこと


ワクチンの開発にあたり、フランスの医師が「アフリカ人に治験をしたらいい」とTV で話したらしい。最終的にこの医師は謝罪したようだが、根底に黒人に対する差別が存在していることが浮き彫りとなった悲しい出来事である。


                           (Source;BBC)


                            (以上BBCより)


元コートジボアール代表のドログバ氏は「アフリカ人をモルモット扱いにするな」とか、元カメルーン代表のエトー氏は、この医者を「人殺し」と非難している。


これではワクチン開発の意義が本末転倒である。

コロナ被害 経済へも波及 ~南アフリカ~

ロックダウンに入り約4週間。この間、エッセンシャルな仕事を除きほとんどが経済活動を休止中。約40%の南ア企業はビジネスの継続に不安を持ち始めている


ロックダウン明けの経済活動の再開は?
コロナ対策としてのロックダウンは効果的と思うが、経済活動としては最悪の状態。いわゆるコロナ対策と経済活動は反比例している。この相関関係をどう操作していくか?
まずは、エッセンシャルな仕事のレンジ(幅)を広げていく、特に感染リスクのない経済活動に対しては緩和措置を。南ア政府はこの線引きを早急に明確にしていく事が急務であろう。
                               (Source; eNCA)


原油価格は急落中、心配なのは食料品価格
世界で原油価格が急落。原油価格ほど需給バランスに敏感な相場はないでしょう。
ようは需要がなければ価格はどんどん落ちる逼迫すれば急騰する、という経済原理(心理もあいまって)のお手本のような相場。
逆に心配なのは食料価格の上昇。国境が封鎖されており、ロックダウンの影響で流通関係に影響が出ると農地~市場への食料供給が滞り、価格高騰が起こりかねない。
特に経済的弱者にとり食料品の価格上昇は大きな打撃になる。
今のところ、食料品価格は安定しているが、エッセンシャルワークの要として食料流通は維持してほしい。
                                (Source; eNCA)