鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

ロックダウン規則破りで逮捕者続出 ~南アフリカ~

南アフリカのロックダウンはまさしくその言葉通り封鎖を徹底しており、無用な外出などで逮捕者が続出。すでに、ハウテン州(ヨハネスブルグやプレトリアの属する州)で、10,126名がロックダウンの規則を破ったとして逮捕されています。
同州の感染者数は現在930名だが、このような徹底した規則とその取り締まりにより厳しい封鎖を施行することで、感染の拡大抑え込みに今のところは成功していると思う。
それにしても、ここまで強権が徹底できるのは、それをサポートする法律があるからでしょう(日本では無理ですね)。
                                                                                                    (Source: eNCA)

イースター休暇の交通事故のデーターが発表されました。
昨年はイースター期間中に交通事故で亡くなった方は1,612名もおられたようですが、今年の犠牲者は 28名に激減。外出規制効果の一つかな?
                           (Source: eNCA)

日本へのチャーター機(その②) ~南アフリカ~

日本への帰国チャーター機の予約状況を大使館のHPで確認しました。
                                                                (Source; by Fly Away)

4月13日の締め切り段階では、104名の申し込みがありました。
(ヨハネスブルグ~90名、ケープタウイン~13名、ダーバン~1名)
急遽翌4月14日まで予約を受け付けていましたので、最終的な搭乗者はもう少し増えると思います(搭乗予定人数はまだ公表はされていません)。
機体は南アフリカ航空のA-340-600 もしくはA-340-300 で、最大317席の用意が可能なので、104名の申し込みは意外と少ないと思いました。
3月27日~ロックダウンが始まり最低でも4月30日まで続くため、この1か月少々で日本へ帰国できる便はこのチャーター機だけの選択となります。それでも100名少々という事は、多くの邦人の方は南アフリカの滞在を選択されてます。


ロックダウン措置は極めて規制が多いものの市民が規律良く遵守しているため、感染拡大を最低限に抑えていると評価できると思います。
一方、日本への移動となりますと、移動期間の長時間ソーシャルディスタンスを維持することが難しい感染リスク、日本の空港での受け入れ検査で長時間待たされるリスクおよびソーシャルディタンスをここでも維持することの難しさ、2週間の行動制限付き(もしかしたらホテルに缶詰めになるかもしれない)、公共交通の乗車禁止、と移動に伴う感染リスクに加え帰国者に対する厳しい規制が、南ア滞在を選択した背景にあるかもしれません。
                                                             (Lobby at OR Tambo Airport, Source; Reuters)

いずれにしても、早く自由に行き来できる日が来てほしい。
そのためにも個々人が感染拡大の抑止力になっていかないと思う。
頑張れ、南アフリカ!日本!

南アフリカ ロックダウン21日目 ~外出禁止を継続~

ロックダウンに入り丸3週間。4月末まで残り2週間。
ロックダウンの生活リズムにも大分慣れてきたが、南アフリカのロックダウンは規制が厳しくストレスの溜まっている人も多いと思う。
しかし、ここはスプリングボックスの国、規律が重要視されるラグビー世界ナンバー1国である。冷静にロックダウンに対応している人が多い。日本人の私からみても関心。

                                                                 (Source; Moneyweb)
ロックダウン中に気づいたデメリットとメリットを並べてみた。


デメリット
〇 運動不足
意図的に体を動かさないと極端な運動不足に陥る。
(ジョギング、散歩も禁止)


〇 アルコールが購入できない
3週間の予定でワインなどのアルコールを準備していたが、ロックダウンが延長されたことで、南ア産ワインが底をつきそう。
(アルコールの再販を求める声も多いが、ロックダウン中の実現性は低そう)

                             (Source;BBC)
〇 業績の心配
リモートワークはできるが、実働として販売できる状態に無いため4月の売上は殆ど期待できない。5月以降どこまで取り戻せるかが鍵。


〇 仕事の効率性
さすがにリモートで100%仕事はカバーできない。週に2回程度は出社しないと全体的な仕事の効率性は維持できない。


さてメリットは、
〇 感染リスクの低減
なんといっても感染リスクの低減が実感できる。


〇 空気がきれい
普段から緑の多い街だが、交通量が少なく都心の空気が更に澄んでいる。


〇 犯罪率の低減
ロックダウン中はさすがに去年の同時期と比べ犯罪率が急激に減っている。
ただし、家庭内暴力は急増。


コロナ感染拡大防止のロックダウン措置だが、大きな犠牲の上に成り立っている事に間違いはない。効果を期待したい。

コロナ検体テストを加速 ~南アフリカ~

コロナ対策の一環として南アフリカの保健省は検体テストの実施を加速すると再三伝えている。
4月14日現在の感染者は2,415名、テスト数は87,002名、テスト数と感染者数の相関関係のデーターはないが、テスト数に対する感染者数は単純計算すると 2.78%
これが意味するところを日本の厚生省が提示しているデーターと比較して検証。


                                                                                                           (Source; eNCA)


日本のテスト数は、4月13日現在で、72,801名。南アフリカの検体数より少ないので大変驚きました。テスト数と感染者数(7,509名)の割合は、10.3%と公表されています。


南アフリカの2.78%と比べ、大変高い割合です。
海外から感染防止に成功していると賞賛されている和歌山県をみてみると、
感染者:34名、テスト数:2092名、割合1.6%となっています。
和歌山県は感染者と接触した方を徹底的に検査することで、感染拡大を予防していると報じられています。従い、テスト数が相対的に高いと思う。
テスト数が高いところは、感染拡大の防止につながっているのではないか?
東京都は34.3%、大阪府は27.2%と割合が極めて高い。
感染者との接触者の追跡が後手後手に回っている事をこのデーターは訴えている。
データーからみても、検体数の多さは感染拡大防止に繋がると思われる

                        (Source; 厚生労働省HP)


検体テストをすることで、新たな感染者数は加算されていくことになるが、
予防対策として重要なことがデータより伺える。
南アフリカの検体テストの実施はよく頑張っていると思う。

コロナを侮ってはいけない② ~回復者の数との比較~

日本、南アフリカ、全世界の感染状況を9日前の4月5日と比較:


    (左:4月5日、右:4月14日現在)
日本:     
感染者数:3,271人    7,645人
回復者数:575人         853人
死亡者数:70人           109人


南アフリカ
感染者数:1,585人    2,272人   
回復者数:45人            410人
死亡者数:9人                 27人


世界全体
感染者数:1,048,003人 1,765,117人 
回復者数:245,019人         446,650人
死亡者数:56,905人           111,538人


日本の感染者数がこの9日間で大きく増えている。
日本は2.34倍、南アフリカは1.43倍、世界は1.68倍


                                                                                                (Source;Arficacheck.org)
各データとも回復された人数がまだ少ない。
ICUなどの治療を受けている方も多いと思う。


さて、感染後回復途上の方が多いと思うが、結果として回復された方と亡くなられた方の比率をアップデート。


日本;
 回復率:853/(853+109)= 88.7%
 死亡率:109/(853+109)= 11.3%


南アフリカ;
 回復率:410/(410+27)= 93.8%
 死亡率: 27/(410+27) = 6.2%


世界;
 回復率:446,650/(446,650+111,538)= 80.0%
 死亡率:111,538/(446,650+111,538)= 20.0%


データを見る限り、死亡率の高さが見えてくる。
コロナを侮ってはいけない
感染予防を徹底しよう!