南アフリカは過去に「核兵器を廃棄した世界で唯一の国」
南アフリカは過去に6発の原子爆弾を製造し保持していたが、1990年に全て解体し、1991年に核拡散防止条約に批准し、現在に至っています。
核兵器の保有国は増えているが、過去に廃棄したことがあるのは、世界の中で恐らく南アフリカだけだと思う。
(Source;ニューズウィーク)
当時の大統領はデクラーク氏で、核兵器の破棄とともにアパルトヘイトの廃止にも合意し、ネルソン・マンデラ氏を開放し、その後ネルソンマンデラが1994年に大統領に就任するまで、南アフリカで白人最後の大統領を務めていました。
1993年には、デクラール大統領はノーベル平和賞を受賞しています(ネルソンマンデラ氏と共同受賞)。
核兵器を廃棄した背景は複雑な性情もあったと思う。
核兵器の保有とアパルトヘイトで多くの世界から経済制裁を受け、経済的に行き詰っていたのも引き金になったと思う。
しかし、今の世界はいくら制裁を科しても、なかなか核兵器を手放そうとしない国が殆どの中で、南アフリカの核兵器の廃棄は英断だったと思います。
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