先日、うちのスタッフと話していたところ「南アフリカの多くの人々は、貯金をする習慣がなく、稼いだお金をばんばか使う傾向がある」という話がありました。

実はその人は、ローンを組んで車を買おうとしていたらしく、100％の資金の全てをローンで賄おうとしています。

ローンの返済を組むと、その分、今までより可処分所得が減ってしまうので、苦しくなると思った私が、「例えば毎月のローン返済額と同じ分を過去1年間貯金して、それを頭金として使うと、すでにローン返済同等分を貯金してきたわけだから、ローン返済期間も生活レベルを落とさずに暮らせるじゃない」と日本人感覚で伝えたところ、それはよい理屈だけど、南ア人には通じないねぇ～と一蹴されました。

時を同じく、「債務に苦しむ中間層の人々」という記事を目にしました。
【Source;Business-Tech】

コロナ期間中に職を失ったり、または減給となった中間層の人は、生活レベルを落とさずに借金で食いつないだ結果、中間層の平均債務はここ2年で50％増え、収入（年収）に対する負債割合が120％を超えてしまった、という内容です。

私がよく冗談でいうのは、「南アフリカは昔から金やダイヤモンドがとれたので、何の苦労もなくお金を稼いできた歴史が長すぎ、そういうDNAになってしまったのかなぁ」という事です。

身の丈に合った生活、、、節制、、、、分相応の生活、、、こういうワードは南アフリカにはないのかも。。。。
レストランでも、食べきれないくらい注文する人も見かけるし。。。

単なる杞憂かな？　日本人の私からみると切実なんだけど。