オミクロンのピークが去った南アフリカのデータを読み解いてみると。。。
オミクロンによるコロナの感染状況で、客観的に南アの感染動向をうまく整理されたデータがありました。
【Source;Our World in DataのHPを編集】
南アフリカは過去に4つのピークがあります。
① オリジナルのコロナのピーク (2020年7月頃)
② β株によるピーク (2021年1月頃)
③ デルタ株によるピーク (2021年7月頃)
④ オミクロン株のピーク (2021年12月)
それぞれのコロナによる関連死;
①②③ 3つのピークは、感染者数に比例する感じで関連死も増加。
100万人あたり、① 200人が感染し5名が関連死 (死亡率;2.5%)
② 300人が感染し10名が関連死 (死亡率:3.3%)
③ 300人が感染し6名が関連死 (死亡率:2%)
④ オミクロンは 100万人あたり、400人が感染し、2名が関連死 (死亡率:0.5%)
データ的には次の通り解説できそうです。
〇 オミクロンは急速に感染が広がり、急速に収まります。
〇 デルタまでは、感染すると2~3%のコロナ関連の死亡率が報告されていました。
〇 オミクロンでは、100万人あたりの感染は過去の株よりも400人と従来の変異種よりも多くの感染報告がありますが、感染しても死亡率は0.5%と過去の3株に比べて5分の1もしくはそれ以下。
以上がデータからよみとれる南アフリカのオミクロン株による影響です。
なお、南アフリカでワクチン接種が広がったのは、日本と大体同じで2020年6月くらいから。私も7月に1回目、8月に2回目を接種。
デルタの死亡率がβ株よりも低いのは、ワクチン効果があるかもしれません。
しかし、南アのワクチン接種率は、40%程度と日本の半分くらいです。
オミクロンの死亡率の低さはワクチン効果もあるかもしれませんが、ワクチン接種率の低い南アの状況を踏まえると、オミクロン株の特性(広がり易いが、毒性は低い)という事の方が意味合いは強そうです。
ちなみに、季節性インフルエンザの死亡率は0.1%で、100万人が感染すると、1,000人の方が亡くなるようです。
もう少し毒性が下がると、インフルエンザと同じ扱いになるかもしれません。。。
こうなる事を期待したいと思います。
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