鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

腐敗撲滅に奔走しているが。。。 ~南アフリカ~

ラマポーザ大統領は、悪いサービスの一因は腐敗した企業関係にあるとして、民間企業に対し腐敗防止策を強化すると述べています。


元々は、公共部門に蔓延する汚職が根底にあり、公共部門のサービスを得るためには賄賂が必要で、企業が賄賂を支払うという、極めて悪質な循環が起こっているのとが原因
早くこの悪い循環を断ち切らないといけない!


【Source;BusinessTech】

さて、世界の腐敗を指数化したランキングがあるので、覗いてみました。


クリーンな国のランキング上位国は、欧州の小国で、福祉が行き届いて国が多い。
大国では、ドイツ、カナダ、英国、日本、フランスなどが上位
にある。
スコア化していて、70ポイント以上はクリーンな国というカテゴリー。
アメリカは67ポイントでクリーンな国に準じている。


南アフリカは44ポイントで、中国の45ポイントとほぼ同等。
位置的にはクリーンではないが、さほどダーティーでもない
という感じ。


さて、汚職がひどい国は、真っ赤な印で示されており、30ポイント未満は汚職がはびこっているという事でしょう。ロシアは29ポイントで汚職大国というランク付けです。
ウクライナも32ポイントと残念ながら汚職がまん延する国
のようです。

クリーンな国と汚職の多い国の決定的な違いは、公務員の質にありますが、簡単にいうと公務員の報酬が高いか低いかで決まってしまいそう。
公務員への報酬が少ないと、汚職がはびこり、40ポイントに満たない国々は、賄賂を貰わないと生活できない、という待遇になっていそう。


クリーンが先か、報酬が先か?卵が先か鶏が先か?という議論になるかもしれないが、公務員への報酬が低いままだと、賄賂が当たり前となり、思い切った改革もできないと思う。


ラマポーザ大統領は、「このような腐敗した関係は、国家の使命を果たす能力を低下させた。まともな医療を提供し、清潔な水を供給し、地域社会や企業への安定した電力供給を確保するための国家の努力を後退させた」と言っていますが、腐敗の温床を作っているのも政府の政策の失敗なので、その原因の多くは政府に帰属するでしょう。
民間への改革だけで大丈夫? その前に、足元から正していく必要ありますね。。。