鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

二宮金次郎のような努力家は理解できないのかな? ~南アフリカ~

eNCAという南アフリカのニュースをみていたら、数学の学位を持っている女性が、貧しい子供たちに無料で数学を教えている、という心温まるニュースがありました。関心!
(Source; eNCA)

美談に少し水を差しますが、南アフリカではアパルトヘイト時代に徹底して黒人を差別していたため、残念な事に被差別者は『努力が報われる』という経験や歴史が殆ど無かったため、努力を信じる人が極めて少ないと感じます。従い、努力して頑張ろうという意欲があまり感じられません。


日本は、寺子屋文化があり、幕末には松下村塾から下級武士ながら努力して明治維新のヒーローになる人も数多く誕生し、二宮尊徳のように苦労して勉強する姿を尊敬する文化があるし、また、努力は報われるとともに、尊敬される対象でもあります。学びの文化が広く行き渡っている日本は、多くのチャンスにも恵まれていると思う。


二宮尊徳の事を南アフリカで教えるとどうなるだろう?もうアパルトヘイトは存在しないが、どうせ勉強が出来てもそれまででしょう?という諦めが先に根付いているように思う。


話は横道に逸れますが、今努力して世界で一番成功しているのは中国の人のような気がします。
5000年の歴史の中で、はるか昔に「科挙」という当時としては画期的な制度があったことが、今も息づいているのかもしれません。努力が一番の武器であるということを世界に知らしめているような感じもする。
日本も頑張って欲しい。