久しくおにぎりを食べてないので、ちょっと恋しくなりました。
掴んで食べるおにぎりって美味しいですね。

（イメージ写真）

昔、インドに行ったとき、インドレストランに招待され（そこそこ高級なインドレストラン）、出てきた料理を皆さん上手に手づかみで食べていました。

（イメージ写真）

上手にこねて、つかんで、ぱっと口に入れるんです。手首の使い方というか手首の返し方がうまい。私も真似てみましたが、こねていると手が暑くなり、掴むとボロボロこぼれるし、ぱっと口になんか運べないので、しょうがなくスプーンで頂きました。すると「これじゃ、美味しさ半減以下だな」と同席の方から揶揄されました。
絶対手で食べた方が美味しいというんです。

理由を聞いてみると、五感で食べるから美味いんだといいます。
どういう事だ？と聞くと、まず掴むことで、食べ物の温度感、さらっとしているか、粘っているかの感触、、、などがまず手でわかる、それを手で口に運んでいる間に、すでに脳は反応していて、こういう食べ物が口に運ばれてくると、すでに味覚の準備が整っている、、、というのです。それをスプーンで食べると脳は食べ物が口に入ってからやっと反応するので、美味しさが半減するというのです。
この説明はものすごく説得感がありました。

この説明を聞き、おにぎりを思い出しました。
そうだ、おにぎりも掴んだ時に、おにぎりの感触が五感を通じて脳に伝わるので、美味しく感じるのだと。
おにぎりをお箸で食べると、インド人から怒られそう「おいしさ半減するぞ」って！