ガソリンの便乗値上げを懸念 ~南アフリカ~
原油高の煽りを受けて、世界はどこもかしこもガソリン代が値上がっています。
南アフリカは、リッター約18ランド(@7.5円換算で135円)でしたが、先週19ランド(同143円)となり、今後20ランド(同150円)くらいまで値上がるのではないかと懸念が広がっています。
日本と同等レベルと思いますが、可処分所得の比率から考えると南アの場合は結構割高かな。
【Source;eNCA】
日本もそうですが、南アフリカのガソリン代の構成比率は、ガソリンの精製コストは50%以下で、残り50%以上は税金、保管料、卸売りやスタンドのマージンとなっています。
自動車業界は、ガソリン高で自動車の販売にブレーキがかかる事を懸念し、ガソリンを値上げするときにその内訳を公表するようにと求めているようです。
要は便乗値上げをけん制しています。
コロナで傷んだ経済を立て直すため、世界の工場はアウトプットを増やしていますが、そのために必要なエネルギー源は、石油や石炭などの炭化水素で、電気やガソリンがなければ世界の経済は廻らず、世界中がエネルギー源の確保に動いています。
OPECもしたたかで、価格維持のため、増産を見送ったし。
また、COP26で世界の首脳が集まっていますが、産油国の主たちは「首脳の皆さん我々の産物(化石燃料)はそんなに大切ですか?」と嘲笑っているようにも思います。
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