鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

オミクロンは無症状が大多数! 混乱する水際対策

日本では水際対策として、一日当たりの入国者数を確か3500人に限定していると思います。
もちろん、搭乗前にPCR検査で陰性であることが搭乗の条件となります。
それにも関わらず、空港検疫の検査で、毎日陽性者が続出しています
搭乗前は陰性、でも到着したら陽性っていう具合です。


直近では、1月6日のデーターが労働厚生省から公表されています。
174人が陽性で、うち無症状が大多数で156名、症状のある方は18名だけです。


到着した約3500名全員が登場前に陰性証明書を取得していますが、到着後174名が陽性に!
陽性者でも無症状の方が多く、幸い陽性反応で確認できた人は完全隔離できたとしても、潜伏期間中でまだ陰性反応のまま、空港隔離からリリースされた方も多いと思います。


もちろん、すぐに空港から離れられるわけではなく、国によって、空港での隔離期間は異なります。
アメリカは州によって3日もしくは6日、欧州の多くの国は6日、南アフリカは10日間、空港で隔離されます。隔離期間ゼロの国もあります。


南アフリカのように、10日間隔離し3日毎に検査していれば、ほぼ完ぺきに陽性者の割り出しができると思います。しかし、0日や3日の隔離だと、中途半端かも


皮肉な事に南アフリカのように10日間隔離が余儀なくされているところからは、新たな陽性確認は極めて少数で、隔離期間が短い国から多くの追加陽性者が出ています。


隠れ陽性のまま、空港から離れている人も多いという事になります。
水際対策で100%取り締まるのは限度がきていると思います。


とはいえ、日本は水際対策で諸外国よりオミクロンの感染拡大を1か月遅らせる事に成功しました。WHO含め各国の情報を得て、対策する時間が出来ました。


空港検疫の状況をみていると、症状がある人は10%くらいで、無症状は90%というデータです。日本の市中感染では、症状のある人が中心に確認されていると思います。
無症状の人はその数倍もいます。
症状のある人は自宅に留まっていると思いますが、無症状の方々の多くは自意識なく行動されていると思います。


感染急拡大の初期は不安が先行すると思いますが、陽性となっても無症状が大多数、症状がでても軽症で済むことが多く、重症化率は低い、ワクチン接種済ならさらに重症化率は低い、ただし、エッセンシャルワーカーの方が陽性になると社会機能が低下してしまう、、、こういう事を前提とした対策になると思います。


PS
先ほど1月6日のNHKクローズアップ現代をみました。
羽田空港の検疫官のドキュメンタリーです。
正直現場の仕事ぶりに感服です。政府の方針に従い、必死に仕事をこなしています。
頭が下がります。
一方、こんなに現場が大変なのに、現場の大変さを管理者である肝心要の厚生労働省がきっちりコントロールしてない状況も浮き彫りでした。上層部は100%以上の力で現場を守ってあげんといかんですね。