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株式の乱高下をみると、ジョージ・ソロス「再帰性理論」の可謬性が頭をよぎる。。。

株式投資にはすっかりご無沙汰していますが、コロナ禍にもかかわらず、長く株高が続いたきましたが、最近の乱高下をみると、ジョージ・ソロスの「再帰性理論」が頭をよぎります。




ジョージ・ソロスはウォーレン・バフェットとともに、世界3大投資家と呼ばれ、もはや伝説の人物でもあります。


元々哲学家を目指していたこともあり、ソロスの投資理論もどこかしら哲学めいているような感じがします。ソロスは多くの書物を出していて、幾つかの本を手に取りましたが、彼の理論を2割~3割ほど読み進むと哲学本みたいで、いつもウトウトしてしました、笑。


その中でも、印象的なのが、「再帰性理論」にある可謬性というソロスの考えです(誤謬性ともいうのかな?)。


可謬性というのは、「人は誤解しうる」という意味になると思います。
ソロスは世の中に存在する事象を2通りに分別しています。


①自然現象  例えば、雪が降っている
②社会現象  例えば、株価が3万円に高騰している


①自然現象の雪が降っているは、誰がみても雪が降っているので、人の思考とは関係なく事実で、可謬性は存在しない。


②社会現象の株価が3万円に高騰しているというのは、人によっては高騰と思っている人がいるかもしれないが、まだまだ割安と思っている人もいるかもしれない。
人によって思う事が違うので可謬性が存在している事になる。


ということで、ソロスはこの可謬性を分析して投資に成功してきたと思います。


株価は可謬性が存在し再帰性が働くので、暴落したときは、再帰性によっと戻る(上がる)、暴騰しているときは、これまた再帰性によって戻る(下がる)ということになると思いますが、この判断は人が行うことになるので大変難しそうです。


一日で株価が大きく値が動くということは、誤謬性が存在している事に他ならないので、俺の理論通りだなと、高齢とはいえまだまだ元気そうなジョージ・ソロスは相場を見ながらほくそ笑んでいそうです。