鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

金融緩和で株価が加熱? ~バフェット指数から分析~

コロナの影響で世界経済が落ち込んでいる中、株価は上下の動きを繰り返しながらも多くの国のインデックスで高値を維持している。
株式から資金が逃げないどころか、日米欧の金融緩和で株式が余剰資金の置き場として選好されているのも一つの要因かと思う。


バフェット指数
株価の市場価値を反映する指標は多くあるが、その一つにバフェット指数というのがある。時価総額÷GDP総額を%であらわし、GDP総額と時価総額が同等(100%)であれば、株価は加熱しているわけでもなく、過小評価されているのでもなく、フェアーな値ととして評価とする指標。100%を超えると割高、それ以下だと割安ともいえる。


NY市場の6月中旬のバフェット指数は150%前後。すなわち、指数からみると、株価は約50% 過大評価されているということになる。


(Source:nikkeiyosoku)


この先、経済がよくなりGDPが50%向上すれば、今の株価は真っ当な評価となるが、現状ではGDPがここ2-3年で大きく上向く事は考えられない。
バフェット指数からみると、株価は加熱しているということか?
金融緩和で余ったお金が余裕と誤謬を生み高い株価を演出している可能性もある。


過去~バフェット指数を読み取る
2000年前後は、ITバブルでバフェット指数は高く、その後速やかに100前後の指数に調整されている。
2008年に始まった金融危機ではバフェット指数は50%近くまで落ち込んだが、その後2014年ころにかけて100に回復。しかし、その後は時価総額がGDP総額を上回る状態が続いている。
今年3月にコロナ感染が広まり経済の先行きが不透明ということで100前後に落ち込んだが、バフェット指数からみると3月あたりの数値が均衡のとれた値ということか?