後を絶たないサイの密猟 ~南アフリカ~
サイの角が漢方薬の原料や非合法な美術品として人気が絶えない事から毎年多くのサイが密猟の被害にあっている。
(Source:eNCA)
世界のサイの生体数は約3万頭で、そのうち約80%は南アフリカに生息している。
2019年にわかっているだけでサイの角の収集を目的として南アフリカ内で594頭のサイが密猟の被害にあっている。以前は毎年1,000頭以上のサイが密猟被害にあっていたため、監視強化の効果は出ているものの、許されない事実でもある。
南アフリカには多くの自然保護区があり、サイが自然の中で生育しやすい環境が整い、個体数は増える傾向にある。しかし、密猟を防ぐため予め角を切断して保護する自然保護区もある。自然体で安心して住める環境作りが必要だろう。
【ピラネスバーグ国立公園にて。野生のサイを身近に観察することができる】
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