鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

テスラ創業者 イーロン・マスク氏 ~南アフリカ出身~

コロナ感染で世界が不況に陥っおり、テスラの株価も上昇・下落を繰り返しているものの高値で推移しており、創業者のイーロン・マスク氏の純資産額は個人では世界4位となっている。
アメリカで電気自動車メーカーとして事業を行っている同氏だが、生まれ育ちは南アフリカの首都プレトリア
南アフリカ出身の事業者ということになる。
地元の高校を卒業後プレトリア大学に通うが、途中からアメリカのペンシルベニア大学に移りそこで学位を取得している。


南アフリカは、長くアパルトヘイト政策をとり、10%の白人が国の富みをほぼ独占していた時代が長く続いていたが、1994年マンデラ氏がアパルトヘイトを廃止。


法律上は平等になっても黒人への富の分配は進んでいなかった
その一方で、アパルトヘイト後は黒人の大統領が続き、議会もほぼ黒人が独占するようになり、徐々に極端な黒人優遇政策がとられるようになった。


黒人優遇政策は非常に複雑な制度だが、白人と黒人が同じスキルを持っていたら、黒人を採用する企業により多くのインセンティブを政府は与えるスキームとなっている。
従い、黒人が就業しやすい環境を無理やり整えている。
白人に対する逆差別といっても過言ではない)


最近の若い白人の南アフリカ人はこの制度にがっかりし、優秀な白人の若手ほど、アメリカや英国、そしてオーストラリアなどの英語圏に移住するものが続出する傾向が続いている。


イーロン・マスク氏も同じような背景があったのかどうかはわからないが、今後同じように事業に成功する南アフリカ人が出てくるとしたら(特に白人で)、南アフリカ内ではなく、移住先で成功する例が増えてくるだろう。言い換えると、南アフリカから知能の流出が続くかもしれない。