ヘアケア製品の広告内容に黒人を差別する内容がある、として始まった抗議活動は、まだ収まるが様子がない。
（Source:eNCA)

抗議の向け先は「Clicks」という南ア最大のドラッグストア・チェーンだが、「TRESemme」というヘアケア製品で有名な同ブランドが、黒人の髪の毛は乾燥して傷んでいるということを前提として、広告を制作したことがそもそもの発端。
TRESemmeブランドを扱うClicksチェーンが抗議先として狙われた事になる。

こういう事例をみていると差別の根深さがみえてくる。
差別の意識を感じていても普段は人間の脳裏に格納しているものが、何か引き金があると、隠れていた意識が全開となり一気に表に出てくる。
それに集団心理と感情が加わると恐ろしいパワーとなってしまうことがある。

Clicks社はTRESemmeブランド品を商品から撤去したらしい。
TRESemmeの南アフリカ法人代表も謝罪を表明。

くれぐれも暴動に繋がらないように願いたい。