形式だけの経済制裁? ~残念だけど、ロシア・ウクライナ紛争は長引きそう~
ロシアからの石油の経済制裁をどうするかEU内で話し合いが行われてきましたが、結局ハンガリーの思惑が働き、パイプライン輸送の石油はオッケー、船積みする石油はダメ、というなんとなく消化不良な経済制裁の取り決めになりました。制裁発動も結構先のようだし。
今石油来なくなると困るからというEU都合。
思いっきり喧嘩した相手に、絶交やって言ったものの、でも君に貰っているおやつ美味しいので、代わりの友人みつかるまで延期でよろしく、絶交は来学期や。。。みたいな感じ?しかし、子供でもこんな変な喧嘩はしない!
ロシアにしてみると、パイプラインはオッケーなんだ、ってほくそえんでいる事と思う。一事が万事で、経済制裁も結局抜け道だらけなんだなぁって。
そもそも、輸送手段で「ある・なし」をつける?、そんな経済制裁あるの?、なんか腰抜けというのが正直な感想です。ウクライナの事はさておき、自分の国の状況を最優先したわがままな決定。まるで、子供だましの大人の取り決め。
EUはパイプライン輸送分は量的にはたいした事がないと言ってる。なら、全面禁輸にして、たいした量じゃなければ、EU全体でハンガリーに石油を供与してあげればいい!と思う。それも出来ないEUに対し、今回の措置をみていて、情けないなぁと思いました。
そもそも、石油は一部経済制裁としたけど、ガス禁輸はまだ踏み切ってないし。
EUはロシア産のガスをたんまり使っているからでしょう。ますますご都合主義。
自分の国が可愛いのは致し方ないという事かな。
戦争を早く終わらせたい思惑のドイツ、あまり関係ので武器をどんどん提供する英米、俺が仲介してやろうともくろんでいるフランス。EUのみならずNATOも一枚岩では無さそう。
残念ながら紛争は長引きそう!そして、被害が益々拡大しそう。やりきれない気持ちです。
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