中流階級の国外脱出が止まらない ~南アフリカ~
南アフリカでは、中流階級と定義されている人の所得層が、2017年から2020年の間に610万人から270万人にと大幅に減少しているらしい。
大きな原因はコロナ禍とロックダウンにより中流階級の多くの人が職を失い、所得減となった人が大勢いることだが、30代と40代でスキルを持った中流世帯が海外へ移住する流れが止まらないとの報告もある。
(Source; Business Tech)
南アフリカの総所得税の90%は中流階級以上の方からの徴収で成り立っている。
この所得層が激減しているということは、税収も激減する事となる。
コロナ禍やロックダウンは収束することで経済回復に期待はできるが、頭脳流出の経済マイナスは、取り返しのつかない国力の減退でもある。
将来像を考えると大きな問題である。
南アフリカの若い人が自分の国に魅力をもつような政策は必要だろう。
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