鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

富裕層からの所得税に支えられている南アフリカの税金事情

南アフリカの税収の内訳は、個人所得税が一番多くて38%、そしてVAT(付加価値税)が27%、そして法人税は16%のようです。


そして、個人所得税の80%以上が160万人の中~高所得者からの納税で占められています。


(Source;Businesstech)


南アフリカの人口は日本の約半分で約5700万人。
失業者が30%とG20 国では突出して高く、収入を得ている人は約2,200万人で、うち納税している人は630万人。そして、160万人の人が所得税の80%を負担しています。


累進性が日本より大きく、所得の高い人への税負担が大きくなっている構図です。


南アフリカは、まだまだ多くの国民が貧しく、一方完全な民主主義なので、選挙に勝つためには、人口の多くを占める失業者や貧困層への政策が重要となるため、税金はどうしても少数の高所得者への依存度を高める政策をとっているのかもしれません。


しかし、VATは15%とこちらは日本よりかなり高い税率です。
ヨーロッパのように、平均所得の高いところはVAT率を高め、広く税金を徴収するのはフェアで有効と思うが、南アフリカのように貧富の差が大きいと、貧しい層にとっての15%のVAT(付加価値税)はちょっと堪えると思う。


税金政策って難しいですね。