鎌倉~湘南のローカル情報

4年の南アフリカ生活を終え日本へ帰国!鎌倉~湘南を中心にローカルな話題をお伝えします!

コロナ対策の大型補正予算 財源と返済は? 

少し前となるが、日本が緊急事態宣言を出したころ、コロナ対策として、一人当たり10万円を支給することを柱とした第一次補正予算:約25兆円が決まり、さらに家賃など幅広い補助を行うための第二次補正予算:約31兆円、合計約56兆円の超大型補正予算が本年度に追加で組み込まれている。
これらを活用しGo to Travel キャンペーンもリリースし旅行業界にもカンフル剤を打ち込んでいる。
国庫に原資はないので全て国債などの借金で賄うことになると思われる。


よく日本では一人当たりどのくらいの借金を抱えているのだろうと話題になるが、2020年3月時点で、国の借金は単純平均で一人当たり901万円。
(国の借金:1,114兆円。日本の人口:1億2,368万人)
                 (Source;時事ニュースより)


 (Source;時事ニュースより)


この借金を国民の頑張りで将来にわたり返済するとなると、どういう計算になるのだろうと、素朴な疑問を抱きつつ、次のような試算を試みた。


日本の人口:1億2,368万人
日本の平均年齢:約48歳
   (ちなみに、中位年齢(全体の真ん中に位置する年齢)は約49歳)
日本の平均寿命:約84歳(女性:約87歳、男性:約81歳)
そうすると、平均年齢48歳の日本人の平均寿命84歳までの平均余命は36年


1,114兆円÷1億2368万人÷36年≒25万円(一人当たりの年間返済負担額)
我々が生きている限り全員が毎年25万円を返済していけば、1,114兆円に届く。


ただし、この考えでは、年代によって差が出てしまう。
50歳の人は、例えば84歳までで 34年x25万円=850万円
65歳の人は、同じく84歳までで 19年x 25万円=475万円
今年成人になる20歳の方は、84歳までで 64年x25万円=1,600万円
今日生まれてくる0歳児は 84年x25万円=2,100万円
多少粗っぽいんが、これが試算上の年齢別一人当たりに必要な総返済額になる。
今後国の借金が増え続け、さらに人口が減っていくと、さらに一人当たりの負債は増え続ける事になる。


国の負債の解決策が不透明な中、返済方法についてはいつも先送りされている
国の借金が増えれば増えるほど、将来世代にツケがが回るリスクが拡大している
将来世代の不安を解消するのは、大人世代の責任と思う。