南アフリカCOVID-19対策諮問委員会の委員長を務めるKarim教授によると、コロナの感染拡大を完全に阻止することは困難であり、いかに感染拡大スピードを抑えるか、即ち拡大カーブを平坦化することのほうが実現的であるとの見解を示している。

完全阻止が困難な理由として、感染しているが発症前の感染者、もしくはすでに感染しているが症状があらわれない無症候性感染者が、知らず知らずのうちに感染を広めている、というのが大きな理由としている。
無意識な行動が感染源なので、確かに完全阻止は難しいと思える。
                                                                                                     (Source; eNCA)

そうすると、自分も周りも皆が感染している可能性がある、という前提での行動、すなわちソーシャルディスタンスの維持、手を常に清潔に保つ、外出時のマスクなど、基本的なエチケットと防御が感染拡大を平坦化する一番有効な手段となろう。

南アフリカではロックダウンの規制レベルを徐々に緩め、６月１日～５段階のうち丁度真ん中のレベル３に緩和している。これにより人出が増え、リスクも増す状況にあるため、感染予防には各々のセルフコントロールに委ねることになるだろう。
頑張ろう南アフリカ。