逼迫する公立病院とバッファー余裕のある私立病院 ~南アフリカ~
南アフリカでは、医療保険への加入率は約16%。保険加入者は私立病院で治療を受け、約84%の保険未加入者は公立病院を頼る傾向にある一方、ICUに関しては、私立病院の方が充実しいる(南アICU数の75%は私立病院内に設置)。
データー的にみて、保険加入者と非加入者の病院のバックアップ体制に大きな差がある。
(Source ; eNCA)
まだ、公立病院も余裕はあるようだが、今後逼迫することを想定し、保健省が私立病院に対し、バックアップとしてのサポートを要請している。
保健省によると、私立病院は合意したとの報道が出ているが(6月7日 by eNCA)、一日あたり16,000ランド(@7円換算で112,000円相当)でCritical-Careに当たってもらうとの事。政府負担なのか個人負担なのかは不詳だが、保険未加入者がは払える金額でもなさそう。
オーバーシュートを避けながらピークをうまくずらしている南アフリカだが、感染者対策の対応はこれからが山場になってくるだろう。
ピークをコントロールし医療崩壊を避けることを願う限りである。
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